みんなの旅話～ほっこりアルバム～

会社の航空券の都合上、東京からロサンゼルス経由で南国のタヒチに。
なんと運よくロサンゼルスで一泊してからタヒチ行の飛行機に搭乗日程でした。
私もロサンゼルスで観光を楽しんでしまおうと心はウキウキ観光モード。
早速、ホテルに到着後、能率よく観光するためにツアーを予約しました。

何度とロサンゼルス空港には立ち寄るものの、ロサンゼルスの街やハリウッド周辺には行った事がなかったので、仕事の事は忘れて有名な"Hollywood"の看板をまじかに見て感動したり、有名な俳優・歌手の手形を探しては喜びを感じてロサンゼルスの街を堪能。
本当に有意義な時間を過ごしました。
そして、次の日に目的地のタヒチへ向かうため空港へ行き予定通りに飛行機は出発。

タヒチはフランス領なので飛行機内の放送も英語とフランス語。
順調にタヒチへ！！
ところが、タヒチに到着する1時間前にアナウンス。なんと！タヒチの空港がハリケーンのため空港が全面閉鎖。
唯一、1時間離れた近くの島にラロトンガ国際空港があるので、その島に着陸するとの機長からのアナウンスでした。
機内は天候のため意気消沈ムード。
次のフライトはどうする？ホテルは？と頭の中で色々不安が過ぎりましたが、どうにもならないので心配するのを止めました。

無事に近く島のラロトンガに到着！２００以上の乗客はぐったりモード。
そして、見渡す限り東洋人は私一人（泣）。
南国のしっとり湿った暑い中入国審査を終えて、荷物を取りに行くと何やらホテルの案内をしていました。
ホテルは３つ。ほとんどの乗客は大きなリゾートホテルに案内されていました。

私のあてがわれたホテルは日本でいう民宿のようなホテル。
みんな大きなバスで移動するのに、私たちはマイクロバス。合計１５人が民宿ホテルへ指示されました。
ホテルに到着するも、私の気持ちは大きなキレイなホテルの方がよかったな？仕方がないな？と色んな気持ちでいっぱい。
疲れていたので少し横になって寝ることにしました。

3時間くらい寝たでしょうか、お腹が空いたのでダイニングルーム行きました。
南国のお母さんのような人が、メニューをもってきてくれました。
メニューには"Sashimi"の文字がありお母さんに聞くと日本の刺身をポリネシアン風の刺身料理にアレンジしてあるとのことでした。
疲れていて、しかもお腹に優しい物を食べたかったので注文することにしました。

これが！！なんとも美味しい味付け。
醤油をベースとしてまろやかな南国風の日本では食べたことのない味でした。
そして、マグロは新鮮厚切り！！
疲れた身体が一気にエネルギーチャージされていくようでした。

ドリンクを持ってきてくれたお母さんに料理のおいしさをお伝えすると、娘さんがシェフで作っていることや、マグロの料理のことを話してくれましてくれました。
後からシェフの娘さんとも出てきてくれてお話しができ、とっても和やかな雰囲気に包まれ食事でき、旅のトラブルを忘れるくらい癒されました。

翌日は、午後３時にタヒチ行の飛行機が出るとの事なので最後のランチも同じマグロ刺身を注文。
シェフの娘さんの計らいで少し大盛でした（笑）
そして、南国のお母さんと娘さんに最後にビックハグをしてお別れしました。

最初のロサンゼルスの観光を楽しんで、タヒチに向かえると思いきや、突発的な天候により飛行機の航路が変わり日程も変更となり不安もたくさんありましたが、予想していなかった人々と交流し癒されとっても気持ちが安らぎました。
ほがらかな気持ちで目的地のタヒチに到着することができました。